新年度になりましたね。今年も新入社員が入る季節ですね。
新入社員が入るとSNSを一通りチェックして、どんな発言をしているか、特に彼氏チェックは欠かさない!という女性社員がいました。
こんな先輩がいる会社に入って、大変ですね・・・。
最近驚いたことは、公立の小学校の卒業式で袴姿の女子がいることと、入社式に親が招待される会社があるということです。どちらもたまげました。
大学入試に親がついてくるのも驚いていましたが、もはやかわいいものですね。
今年の新入社員は経団連による突然の採用後ろ倒し談合により、就職活動が満足にできなかった世代ですから、不本意な会社に入ったかもしれません。
大人のよくわからない都合(そして、それはほとんど無意味)に振り回されて気の毒ですが、それも含めて人生だと気楽に考えてみてください。
人生は自分ではどうにもできない運の要素も大きい
それを大きく感じたのは、リーマンショック後の内定取り消し騒動です。
世界金融危機が起こる前は就職活動は余裕で、2007年、2008年には大量の新卒入社が見られました。しかし、リーマンショックが起きた2008年以降は景気低迷があまりにもひどかったため、採用活動も大幅に絞られました。
簡単に比較することはできませんが、2007、8年に採用された人とと同じ実力があっても2009年、10年では落ちてしまったかもしれません。もしかしたら、その採用で落とされた人の方が実力は上かもしれませんが、これもまた運です。
現役で合格していたら2008年卒業だったのに、浪人したがゆえに2009年卒業となり、超就職難の時期に当たってしまった不運な方もかなりいるのです。
同じようなことは2011年の東日本大震災でも起きましたし、次は東京オリンピックの2020年前後で大きく明暗が分かれるかもしれませんね。
しかし、これは自分のせいではなく天の時が味方しなかっただけで仕方がないことです。
人生はゲームで例えるとマージャン
もし私が将棋の羽生名人と対局しても勝つ可能性は万に一つもありません。将棋は圧倒的に実力差が出るからです。囲碁も同じです。
しかし、もし麻雀での勝負ならムツゴロウさんやアカギにだって偶然勝てるかもしれません。それは実力だけでなく、運の要素もあるからです。
実力だけで決まらず運に左右される部分もあるなんて、まさに人生みたいじゃないですか。
圧倒的トップでいたのに、役満を振り込んで一気にハコテンになることもあります。順風な人生を歩んでいたのに、突然ホームレスにだってなりえるのが人生です。
東日本大震災、シャープや東芝、痴漢冤罪、親の介護、単純なところだと大病を患うかもしれません。何が原因で高転びになるかはわかりません。
自分が就職活動するときに限ってリーマンショックが起きるなんてどうしようもないです。東京オリンピックは前もって予想できますけど・・・。
なので、納得がいかないようなことも、「実力がなかった」、「努力が足りなかった」などと自分を責めるより、『運がなかったなあ』で済ましてしまっても良いと思います。